尚、プロデュース業務のご依頼に際しては、目標別(規模別)に大きく2つに分けて対応させていただいております。
- 好きな「ものづくり」に打ち込み、「行列のできる」を目指すビルダー
- 工務店経営を事業として取り組み、更なる市場拡大を目指すビルダー
総合プロデュースとは、ベースとなるコンサルティング業務を行いながらも、ただ意見だけするのではなく、「提案したことを実行に移す」ための実務レベルまでのサポートを行うことを意味しています。
工務店経営を成功に導くために、コムジャパンでは以下に掲載する6つの業務能力をクライアント様の状況や目標に合わせながら組み立て、提供しております。
尚、プロデュース業務のご依頼に際しては、目標別(規模別)に大きく2つに分けて対応させていただいております。
「行列」と言っても、会社の前にお客様が列をつくるわけではありません。また、見学会などのイベントで一時的に列をつくることを意味するものでもありません。
弊社で定義している、目指すところの「行列のできる工務店」とは、
長年の経験から、このような状態となるためには、年間着工棟数10~20棟前後、年間売り上げ3~5億円がベストポジションと考えております(注文住宅に限って言えば)。
家業といっても、血縁だけという意味ではありません。信頼できる仲間を含めた家族的な経営という意味です。
そして、この家業を極めるところまで到達した領域が上記に定義した「行列」なのです。
このゾーンは、最も経営的に安定し、資金力もあり、仕事のやりがいと幸せを感じる位置となります。
一般論を振りかざすコンサルタントなどは、「家業から企業、事業への転換」こそが成功の証と考えているようです。それこそが目指すべき経営者像であり、家業のままではダメだと言います。
しかし、本当にそうでしょうか?
弊社の答えは「ノー」です。
今まで、数多くの工務店の栄枯衰退を身近で見てきたうえで言えることは、棟数や事業規模だけが成功の証ではない、ということです。
もちろん、事業家として規模を拡大することは全く否定しませんし、実際にサポートもしております。
ただし、今現在、そして今後のこの業界(不動産兼業を除く)において、その域に到達できる会社は極めて稀な存在であり、そこに至る経営者は、当初より競争に対する意識が強かったり、使命感が強かったりと、常に高い目標を掲げて進むことを当然と心得ている方たちです。
市場が収縮する中でも本能的にそこに突き進み、結果を得ることができるというのは、一種の才能の持ち主なのです。
つまり、「行列」を求める方と「事業家」を目指す方では、ベクトル(方向性やスピード感)が最初から全く違うのです。
「家業を極める」ことと「事業家を目指す」ことは、この業界においては、どちらが正解という答えはありません。どちらが立派であるかという答えもありません。(事実、利益面で言えば、行列領域の工務店の「経営陣の報酬」を除いた利益は、50~100棟クラスのそれと同等もしくは上回ることがあります。負債までを差し引きして考慮すれば、社員への報酬の分配力はさらに上回ることができると考えていいでしょう)
だからこそ、目指す方向性に迷いを持つ経営陣の方には、自分たちにとって、会社にとって「どちらが幸せか?」という判断基準で考えていただきたいのです。
そして、その判断基準で導いた答えに「覚悟」をもって取り組んでいただくことを条件に、プロデュース業務をお受けしております。
コムジャパンでは、「幸せな工務店」となることを成功の証と捉えています。
「幸せな工務店がつくる家」だからこそ、住む人を幸せにできる良い家を造ることができると考えています。
事業家を目指す経営者に弊社がサポートできる対象は、年間棟数50~100棟を目指す方の領域となります。
長年の経験を通して、多くのビルダーが年間30棟を超えたあたりで失速し、一気に縮小、または市場から消滅する光景を目の当たりにしてきました。
特に、勢いに任せて受注を増やしているビルダーについては、この辺りの規模で起きるトラブル(弊社ではジョーカーと呼んでいます)への事前対応が、その後の命運を分けるといっても過言ではありません。
このような事態を極力回避しつつ、次のステージへ向かうための総合プロデュース業務を行うこととなります。
この規模を目指されるビルダー様との関わり方は、経営陣、部門長との関わりとしてのコンサルティング業務、マーケティング関係については企業内部に専任の担当者、担当部署が必須な規模となりますので、専任者との協同作業となります。
※コムジャパンでは、年間棟数100棟クラス(売り建て分譲を含めた注文住宅建築)まではサポートできますが、それ以上の規模のビルダーをサポートをお受けするつもりはありません。